ノルディックウォークのポールの最適な長さとは?
ノルディックウォークは、2本のポールを使用して行うウォーキングであるため、ご自身の体形や体調などに合わせてポールの長さを調整することが非常に重要です。
間違ったポールの長さでウォーキングを続けていると、ノルディックウォーク本来の効果が期待できないばかりか、身体のゆがみが生じることで体調不良を招く恐れさえあります。
ポールの最適な長さを決めるための基準となる方法を3つ、ご紹介します。
ポールを持って腕の角度を調整する
ノルディックポールの長さを決めるための最も簡単な方法は、実際にウォーキングを行う際に持っている姿勢で立ち、腕の角度を見ることで長さを調整することです。
・ちょうど90度でポールの長さを調整
・少し下がった状態(100度前後)でポールの長さを調整
トレッキングのためにポールを利用する際には、腕が90度よりも曲がった状態でポールを持つケースがありますが、ノルディックウォークの場合には90度、あるいは90度よりも開いた状態(100度程度)になることが基本となります。
健康増進を目的としてノルディックウォークを始める場合には、少し下がった状態の100度前後から始められることをおすすめします。
身長から計算してポールの長さを調整する
最適なノルディックポールの長さを決定するには、ご自身の身長から計算するという方法もあります。
ポールの長さ = ご自身の身長 × 0.68
この0.68という数字は、世界的に推奨されているポールの長さを導き出すための指数ですが、ノルディックウォークの目的や体格、体調によっては少し長いと感じられるケースが多いかもしれません。
もし、この計算式によって導き出したポールの長さが合わないと感じた場合には、腕の角度から決める方法を優先するようにしてください。
ウォーキングの目的に応じて長さを調整する
ノルディックウォークは、中高年から高齢者までの幅広い年齢層の男女が参加しており、それぞれの目的についても少なからず差がありますので、目的に合わせてポールの長さを調整する方法もあります。
ウォーキングの上半身への負荷を下げたい場合には、ポールの長さを1センチから2センチ程度ほど短くするようにしましょう。
一方、トレーニングのような負荷の高いウォーキングを目的とされている方は、腕の角度が狭くなるようにポールの長さを1センチから2センチ程度ほど長くするようにしてください。